ところてんの色について

ところてんは透明色に少し緑がかった色をしています。と言いたいのですが、出回っているものを見ると色々なものがあります。赤みを帯びた透明色、こんにゃくの様な色、まったくの透明色、一体どれが本物なのでしょうか?


答えはすべて本物です。これは原料の天草に関係しています。元々採れたばかりの天草は、赤褐色で、このままところてんを焚くと赤褐色のところてんが出来上がります。昔のところてんはこの様な赤みを帯びた色をしていたと思いますが、海藻の臭いが強く苦手な方にはちょっと…です。そこで、天草を真水につけて天日干しをします。これを晒すといい、晒した時に赤みが薄くなり緑っぽい色に変わります。こうすることで、ところてんにもツヤが出て美味しく食べれるようになります。


つまり天草の色がそのままところてんに出ているのです。当店では、いつから晒し天草を使っていたか分かりませんが、すくなくとも曾祖母の時代(明治)にはすでに天草を晒す作業をしていました。大変手間がかかりますが、美味しく食べる為の昔からの知恵です。

 

八十八の謎トップへ

アクセスマップ